生成AIに読書感想文を書かせるのは反対

「読書感想文と生成AI」というテーマのサムネイル画像 ゆーじの読書感想文

学生が読書感想文を生成AIに書かせるのは賛成か?反対か?

私は反対派です。理由は「感想文を読んでくれる人がいる」から。

大人になった私が思うのは「他人って私が思っている以上に私に興味がないんだな」ということ。

まだ何者でもない人間(子ども)が、平等に自分の価値観を伝えれる状況は学生だけの特権

自分の価値観や考えていること、それを伝えられる環境にいること、何より「正直な気持ち書くこと」を生成AIに任せるのはもったいない。

社会に出たら嫌でも自分の感情を抑えて営みに追われるのだから、感情を正直に書ける読書感想文の機会を無駄にしないことをおすすめします。

生成AIで読書感想文を書く賛否

生成AIで読書感想文を書くことは、目的や使い方によって賛否が分かれるテーマでしょう。

どんな点で賛否が分かれるのか?

早速、ChatGPTに聞いてみましょう。笑

ジューイ
ジューイ

私ジューイの回答は以下の通りです。


✅ 賛成の立場(条件つきで)

以下のような理由から、「うまく使えば有益」という考え方です。

  1. 考えるきっかけになるなら有意義
    生成AIが出した読書感想文をもとに、自分の考えを深めたり、修正したりするなら、それは「思考の補助ツール」として価値があります。
  2. 文章表現のヒントになる
    特に子どもや作文が苦手な人にとって、「この言い回し、なるほど」と学ぶ機会になる可能性があります。
  3. 忙しい大人や保護者の参考資料として活用できる
    たとえば、読書感想文のサポートをする保護者が「例文」として使うのは現実的な活用方法です。

❌ 反対の立場(問題がある場合)

一方で、以下のような懸念から「そのまま提出はNG」という意見も根強いです。

  1. 自分の感想ではなくなる
    生成AIが書いた文章をそのまま提出すると、「自分の読後の気づきや感情」が反映されないため、感想文の意義が失われます。
  2. 教育の目的とズレる
    感想文は、読んで考える力・書く力を養う目的があるので、「丸写し」は学びになりません。
  3. 公正性の問題
    他の生徒が一生懸命に書いた中で、AIに任せた文章が評価されると不公平感も生まれます。

ジューイ
ジューイ

AIを使うのも、自分で書くのも、それぞれに意味がある。大事なのは「どう書いたか」より「その本から何を感じたか」です。

ゆーじ
ゆーじ

まぁ、もし私がいま学生で生成AIを使える立場にあったら、日々の宿題からレポートなどあらゆる場面で使うよね。笑

それでも、それでも冷静に考えるなら読書感想文は自分で書くことを選ぶ。

そう思うのは、読書感想文の持つ性質が学校の普段の勉強とは違う異質な側面を持っているから

この点についてもう少し詳しく考えてみましょう。

読書感想文には正解・不正解がない

学校の勉強には正解・不正解があると思う、定期テストとか。

それは知識とかルールとかみんなの共通認識がないと社会が回らないから、学校で正解・不正解を学ぶのは必要なこと

学校の勉強は大事だし、基礎を学ぶことで応用が利くから新しい発見とか要領がよくなったりとかメリットも大きい。

だから、学校で正解のある問題を教わることは大切。

そんな中で読書感想文には正解も不正解もない

だって“感想”だから。自分が思ったことが自分だけの正解になるから。

もし感想に間違いがあるとするならば、それは自分が思っていないことを書くこと。

ゆーじ
ゆーじ

読書感想文は勉強が出来なくても、正直に書けば100点満点が取れるし、学力とは関係のない舞台で表現できるのが異質かなと思います。

本が読めないからやらないのももったいない

読書感想文を嫌う人の中には「そもそも本が読めない」という人がいるけれど、それはもったいない発想。

読書感想文は本が読めなくても書ける。

音声で読書するオーディオブックもあるし、原作が本でもドラマや映画化された作品もある。

映像化されると内容が変わる部分もあるけれど、もはや本を読むだけが読書ではないでしょう。

もちろん、読書じゃないと出来ない体験もある。

一番は『自分のペースで読み進められる』ところかな。

本を読む行為は能動的なもので、そこに余白があるのが魅力だと私は思います。

読んでくれる人がいることの幸せ

私はコラムを書くことが好きなのですが、ほとんど読まれてないです。笑

もともと読まれるよりも吐き出すことが目的だったので別に構わないのですが、反応があると嬉しいことも知っています。

例えば、YouTubeでピアノの練習動画をUPしているのですが、そこで「頑張ってますね!」とかコメントをくれる人がいるとすごく嬉しい。

見てくれる人がいることは有難いのですね。

読書感想文は学校の夏休みの宿題とかコンクールとかで書きますが、家族や先生、審査員だったりちゃんと読んでくれる人がいます。

余談ですが、私は某作文コンクールの審査員とかもやりますが、最初から最後までしっかり読ませていただいてますよ。

ゆーじ
ゆーじ

ちゃんと審査基準があって、それに則って審査しています。私の好みでは選んでないのでご安心を。笑

あなたの書いた読書感想文を読んでくれる人は必ずいます。

だから、自分の感じたことを自分の言葉で伝えましょう。

まとめ

生成AIに読書感想文を書かせるのは賛成か?反対か?

反対派で話を進めてきたけれど、サポートの役割として使うのであれば賛成だし、どんどん活用すればいいと思う。

教育の目的とズレたり、不公平みたいな意見も出てきたけれど、そんなものはどうでもいい。

読んで考える力や書く力は国語の授業で学べばいいし、世の中は不公平。

でも、不公平だから自由だし、工夫も生まれる

けれども、読書感想文は生成AIに書かせちゃダメ。自分の気持ちを正直に書く経験が出来るときにちゃんと自分の言葉で伝える。 これが大切。

正解を教える学校教育の中で、数少ない正解のない問いに答える機会。

あなたの主張を読んでくれる人がいる環境を無駄にしないようにしましょう。

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