「読書感想文のタイトルが思いつかない」
「『〇〇を読んで』という題名でも大丈夫?」
読書感想文を書き終えても、最後にタイトルが決まらず、手が止まってしまうことがあります。
読書感想文のタイトルに決まった正解はありません。
「〇〇を読んで」というシンプルな題名でも間違いではありませんが、心に残った場面や自分の気持ちを加えると、本文の内容が伝わりやすくなります。
この記事では、6つの型に分けた読書感想文のタイトル例30選を紹介します。
タイトルを決める手順や学年別の考え方、よくない例の直し方も解説するので、自分の感想に合った言葉を探してみてください。

タイトルは、読書感想文の内容を短い言葉で伝える入り口です。最初から一つに決めなくてもよいので、気になる例を参考に候補をいくつか作ってみましょう。

- 名前:ジューイ
- AIアシスタント
- 「権威性」と「専門性」担当
- ゆーじと一緒にサイトを運営中
読書感想文のタイトル例30選|6つの型から選ぼう
読書感想文のタイトルは、次の6つの型から考えると作りやすくなります。
| タイトルの型 | 向いている感想 |
|---|---|
| 本の題名を入れる | シンプルで分かりやすくまとめたい |
| 読んだときの感情を表す | 喜び・悲しみ・驚きなどが強く残った |
| 疑問形にする | 登場人物の行動や作品のテーマに疑問を持った |
| 自分の経験とつなぐ | 本と似た経験や思い出がある |
| 読む前後の変化を示す | 本を読んで考え方が変わった |
| 心に残った場面や言葉を使う | 特定の場面や言葉について詳しく書いた |
これから紹介する例をそのまま使うのではなく、本の内容や自分の感想に合わせて言葉を置き換えてください。
本の題名を入れたシンプルなタイトル例
本の題名を入れる方法は読んだ作品がすぐに伝わるため、初めて読書感想文を書く人にも向いています。
「〇〇を読んで」だけでも問題ありませんが、そのあとに自分が考えたことを加えると、どのような感想文なのかが分かりやすくなります。
- 『走れメロス』を読んで
- 『ごんぎつね』が教えてくれたこと
- 『モモ』と考えた時間の使い方
- 『窓ぎわのトットちゃん』から学んだ自分らしさ
- 『星の王子さま』を読んで見つけた大切なもの

本の題名だけでは内容が広すぎる場合は、「何を考えたのか」「何を学んだのか」を続けてみましょう。
読んだときの感情を表したタイトル例
本を読んで強く感じたことがある場合は、その気持ちをタイトルにできます。
「感動した」「おもしろかった」だけで終わらせず、誰に対して、どのような気持ちになったのかを加えるのがポイントです。
- ぼくも一歩踏み出したくなった
- 読み終えても消えなかった悲しさ
- 主人公に「ありがとう」と伝えたい
- 悔しいのに応援したくなった
- 最後のページで変わった私の気持ち
たとえば、「悲しかった」という感想なら、「なぜ悲しかったのか」を考えます。

「主人公が気持ちを伝えられないまま別れたから悲しかった」と分かれば、「伝えられなかった言葉」のようなタイトルも作れます。
「なぜ」「もし」を使った疑問形のタイトル例
読んでいて疑問に思ったことや、自分ならどうするか考えたこともタイトルになります。
疑問形のタイトルをつける場合は、本文の中でその疑問について自分なりに考えることが大切。
答えを完全に出せなくても、なぜ気になったのかを説明できれば内容とつながります。
- なぜ主人公はあきらめなかったのか
- 私なら本当のことを言えただろうか
- やさしさは誰のためにあるのか
- 友達を信じるとはどういうことか
- 幸せは目に見えるものなのか

「なぜ?」「本当に?」「もし自分なら?」という言葉を使って、読んでいる途中に感じた引っかかりを思い出してみましょう。
本の内容と自分の経験をつないだタイトル例
登場人物と似た経験がある場合は、本の出来事と自分の体験を結びつけられます。
本とまったく同じ経験である必要はありません。
「主人公の気持ちが分かる」「自分にも似た失敗があった」と感じた部分から考えてみましょう。
- 主人公と私の似ているところ
- あの日、謝れなかった私へ
- ぼくの失敗と主人公の挑戦
- 家族に言えなかった「ありがとう」
- 私にもあった心の中の壁
自分の経験をタイトルに入れると、その人にしか書けない読書感想文になります。

ただし、本文が自分の体験だけにならないよう、本の場面とのつながりも説明しましょう。
読む前後の変化や新しい考えを示したタイトル例
本を読んで考え方が変わった場合は、その変化をタイトルにすると感想文の中心が伝わります。
読む前の考えと、読んだあとの考えを比べてみましょう。
「以前は失敗したくないと思っていたが、挑戦したことにも意味があると感じた」など、変化を具体的にするとタイトルを考えやすくなります。
- 苦手なことから逃げていた私
- 失敗の見方を変えてくれた本
- 「普通」は一つではないと気づいた
- 読む前には分からなかった本当の強さ
- 自分と違う考えを受け止めるために

この型は、本文のまとめで「本を読んで何が変わったのか」を書いている読書感想文に向いています。
心に残った場面や言葉を自分の表現にしたタイトル例
特定の場面や登場人物の言葉について詳しく書いた場合は、その部分をタイトルにできます。
本の文章をそのまま長く使うのではなく、「その場面から自分が何を感じたのか」を表す言葉に置き換えると、自分らしいタイトルになります。
- あの別れの場面が忘れられない
- 主人公の一言が私の背中を押した
- 最後の選択に込められた思い
- 笑顔の裏に隠れていた気持ち
- 何も言わなかった場面から伝わったこと
本の言葉を正確に引用してタイトルに使う場合は、必ず原文を確認してください。

言葉を確認できない場合は、引用せず、自分が受け取った意味を自分の表現で伝えましょう。
読書感想文のタイトルを決める3ステップ
例を見ても自分の感想に合うタイトルが見つからない場合は、本文から必要な言葉を探します。
タイトルだけを先に考えるより、書いた内容を整理してから候補を作るほうが、本文と合った言葉を見つけやすくなります。
心に残った場面・感情・疑問を書き出す
最初に、読書感想文で取り上げた内容を短い言葉で書き出します。
次の4つを確認してみましょう。
- いちばん心に残った場面
- その場面で感じた気持ち
- なぜ心に残ったのか
- 本とつながる自分の経験や考え
たとえば、主人公が失敗したあとにもう一度挑戦した場面が心に残ったなら、「失敗」「再挑戦」「あきらめない」「自分ならどうする」という言葉が候補になります。

感想文の内容がまだ整理できていない場合は、先に読書感想文の構成と書き方を確認しましょう。
伝えたい内容が決まると、タイトルも考えやすくなります。
いちばん伝えたい内容からタイトル候補を3つ作る
書き出した言葉から、いちばん伝えたい内容を一つ選びます。
そのうえで、異なる型を使ってタイトル候補を3つ作ってみましょう。
たとえば、主人公が失敗しても再挑戦したことについて書いた場合は、次のような候補を作れます。
- 感情を表す:もう一度挑戦する勇気をもらった
- 疑問形にする:私なら失敗したあとに立ち上がれるか
- 読む前後の変化を示す:失敗が怖くなくなった理由
最初から一つに絞ろうとすると、よい言葉が浮かばないことがあります。
正解を探すのではなく、まずは言い方の異なる候補を並べてみてください。

同じ感想でも、言葉の選び方によって印象が変わります。
候補を声に出して読むと、自分の気持ちに近いタイトルを選びやすくなりますよ。
本文の内容と合っているタイトルを一つ選ぶ
候補を作ったら、タイトルと本文がつながっているか確認します。
次の3点を満たしているものを選びましょう。
- タイトルに使った場面や考えが本文に書かれている
- タイトルを読んで感想文の中心を想像できる
- 自分が普段使わない難しい言葉を無理に入れていない
たとえば、「主人公の一言が私を変えた」というタイトルにしたのに、本文でその言葉に触れていなければ、読み手は違和感を覚えます。
その場合は、本文に説明を加えるか、実際に書かれている内容へタイトルを変更します。
学年別|自分の言葉が伝わる読書感想文のタイトルのつけ方
読書感想文のタイトルは、学年に合わせて難しくする必要はありません。
自分が書いた内容と合い、感じたことが伝わる言葉を選ぶことが大切です。
ここでは、学年ごとに考えやすいタイトルの型を紹介します。
小学校低学年は「楽しかった・驚いた」などの気持ちを短く表す
小学校低学年では、読んだときに感じた気持ちをそのまま言葉にしてみましょう。
「びっくりした」「悲しかった」「うれしかった」などの一言から、誰に対して、どの場面で感じたのかを考えます。
たとえば、動物が勇気を出した場面に驚いたなら、「小さな〇〇の大きな勇気」、友達を助けた場面がうれしかったなら、「やさしい友達になりたい」などのタイトルを作れます。
保護者が手伝う場合は、完成した題名を先に提案するのではなく、「どこがいちばんおもしろかった?」「そのときどんな気持ちだった?」と質問して、子どもの言葉を引き出しましょう。
小学校中・高学年は心に残った場面と自分の経験を結びつける
小学校中・高学年では、登場人物の行動と自分の経験を比べると、内容の分かるタイトルになります。
友達とけんかした物語なら「言えなかった『ごめんね』」、苦手なことへ挑戦する物語なら「逃げていた私と挑戦した主人公」のように考えられます。
本の出来事だけでなく、「自分にも似た経験がある」「自分なら違う行動をする」と感じた部分を加えるのがポイント。
感想文の中で自分の経験を詳しく書いている場合は、その経験がタイトルからも伝わる言葉を選びましょう。
中学生は作品への疑問や自分の意見をタイトルに入れる
中学生は、登場人物への共感だけでなく、作品を読んで生まれた疑問や意見をタイトルにできます。
「正しさは一つだけなのか」「なぜ本当のことを言えなかったのか」「努力は結果が出なければ意味がないのか」など、本文で考えた問いを短くまとめてみましょう。
難しい言葉を使うことより、自分が本当に疑問に思ったことを表すほうが、本文とのつながりが生まれます。
疑問形のタイトルにした場合は、本文で賛成・反対を決める必要はありません。
迷った理由や、読む前後で考えがどう変化したのかを書けば、自分なりの感想になります。
高校生は作品のテーマと自分の考察が伝わる言葉を選ぶ
高校生は、作品のテーマを自分の生き方や社会の出来事と結びつけたタイトルを考えられます。
たとえば、命を扱った作品なら「限られた時間をどう生きるか」、学校や社会の決まりを扱った作品なら「見えないルールに従う私たち」のように、本文で考察した内容を表します。
ただし、「生きるということ」「本当の幸せ」のように抽象的な言葉だけを使うと、どのような感想文なのか分かりにくくなることがあります。
作品の具体的な場面や、自分がたどり着いた考えを一つ加え、本文の内容を想像できるタイトルにしましょう。
読書感想文のよくないタイトル例と改善方法
読書感想文のタイトルに正解はありませんが、本文の内容が伝わりにくいタイトルはあります。
ここでは、よくない例と改善方法を紹介します。
「おもしろかった本」のように内容が広すぎるタイトル
「おもしろかった本」「感動した物語」だけでは、何をおもしろいと感じたのか、どこに感動したのかが分かりません。
タイトルに気持ちを使う場合は、感情が生まれた理由や対象を加えます。
【よくない例】
おもしろかった本
【改善例】
主人公の作戦に驚いた
笑いながら考えた本当の友情
「感動した」を使う場合も、「誰の行動に感動したのか」「何について考えたのか」を付け加えると具体的になります。
本文でほとんど触れていない言葉を使ったタイトル
目を引く言葉でも、本文で説明されていなければ、タイトルと内容が合わなくなります。
【よくない例】
友達を信じるということ
本文では家族との関係について書いているのに、このタイトルをつけると、読み手は友達について書かれた感想文だと受け取ります。
【改善例】
家族だから言えなかった言葉
タイトルは飾りではありません。本文で最も多く書いている場面や考えから選びましょう。
難しい言葉を使い本人の文章と合っていないタイトル
大人らしく見せようとして、意味を十分に理解していない言葉を使うと、本文との雰囲気が合わなくなることがあります。
【よくない例】
人間関係における相互理解の重要性
【改善例】
分かり合うために必要なこと
難しい表現を使うことよりも、自分が説明できる言葉を使うことが大切です。
「このタイトルはどういう意味?」と聞かれたときに、自分の言葉で答えられるか確認してみましょう。
伝えたいことを詰め込みすぎて長くなったタイトル
感想文に書いた内容をすべて入れようとすると、タイトルが長くなり、中心が分かりにくくなります。
【よくない例】
主人公が友達とけんかして仲直りするまでを読んで私も友達を大切にしたいと思ったこと
【改善例】
仲直りする勇気
友達に伝えたい「ごめんね」
タイトルには、いちばん伝えたい内容だけを残します。
詳しい理由や出来事は本文で説明しましょう。
読書感想文のタイトルについてよくある質問
「〇〇を読んで」というタイトルでも大丈夫?
「〇〇を読んで」というタイトルでも問題ありません。
無理に個性的な言葉を考えて、本文と合わなくなるよりも、シンプルな題名のほうが伝わりやすい場合もあります。
少し工夫したい場合は、「『〇〇』を読んで考えた友情」や「『〇〇』を読んで変わった私」のように、感想の中心を加えてみましょう。
タイトルに本の題名を入れなくてもいい?
本の題名を入れなくても構いません。
「私なら友達を信じられるか」「あの日言えなかった言葉」のように、感想文の中心だけをタイトルにする方法もあります。
ただし、学校から「本の題名を入れる」などの指定がある場合は、その指示に従ってください。
疑問形や会話のようなタイトルでもいい?
疑問形や会話のようなタイトルでも問題ありません。
「なぜ主人公は戻ったのか」「私ならどうしただろう」「あのとき『ありがとう』と言えたなら」など、自分が考えたことを表せます。
疑問形にした場合は、その疑問が生まれた場面や、自分なりに考えた内容を本文に書きましょう。
タイトルは本文を書く前とあと、どちらに決める?
どちらでも構いませんが、迷っている場合は本文を書いたあとに決める方法がおすすめ。
読書感想文を書いている途中で、最初に考えていた内容とは別の場面が中心になることがあります。
本文を書き終えてから読み返すと、本当に伝えたかったことを見つけやすくなります。
先にタイトルを書く必要がある場合は、仮の題名をつけておき、本文の完成後に見直しましょう。
タイトルは何文字くらいにまとめればいい?
タイトルに決まった文字数はありません。
目安としては、一度読んで内容を理解できる長さにまとめます。
短くしすぎて意味が伝わらない場合は、必要な言葉を加えて構いません。
反対に、説明文のように長くなった場合は、最も伝えたい内容だけを残しましょう。

長い題名を2行に分ける方法や、題名と名前を記入する位置については、読書感想文の題名と名前の書き方で詳しく解説しています。
まとめ|読書感想文のタイトルは本文でいちばん伝えたいことから決めよう
読書感想文のタイトルは、本文でいちばん伝えたいことを短い言葉にまとめたものです。
本の題名、読んだときの感情、疑問、自分の経験、考え方の変化、心に残った場面などから、自分の感想に合う型を選びましょう。
タイトルが思いつかない場合は、本文を書き終えてから、心に残った場面や繰り返し書いている言葉を探します。
異なる型で候補を3つ作り、本文の内容と最も合うものを選ぶ方法がおすすめです。
「〇〇を読んで」というシンプルなタイトルでも問題ありません。
無理に難しい言葉を使うことよりも、自分が感じたことを自分の言葉で表すことを大切にしてください。

タイトルだけで感想文のすべてを説明する必要はありません。
「このことについて書きました」と伝わる一つの言葉を選べば大丈夫ですよ。


コメント