読書感想文の引用の書き方|ルールとセリフの例文

「読書感想文の引用の書き方」のアイキャッチ画像 書き方のヒント

読書感想文を書いていると、「心に残ったセリフを使いたいけれど、本の文章をそのまま書いてもいいの?」と迷うことがあります。

結論からいうと、読書感想文で本の文章やセリフを引用してもかまいません。
ただし、本文の言葉を勝手に変えず、「」(かぎかっこ)で囲んで書くのが基本です。

ジューイ
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大切なのは、引用した言葉そのものではなく、その言葉から何を感じたのかを自分の言葉で伝えることです。

この記事では、読書感想文における引用の基本ルールを確認しながら、原稿用紙でのセリフの書き方や改行方法、引用を自分の感想につなげるコツを例文つきでわかりやすく解説します。

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読書感想文で守りたい引用の基本ルール

読書感想文に引用を取り入れるときは、本に書かれている言葉と自分の言葉をはっきり区別する必要があります。

難しい決まりをいくつも覚える必要はありません。

ジューイ
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まずは、これから紹介する5つの基本ルールを押さえておきましょう。

引用の基本ルール覚えておきたいこと
①一字一句変えない漢字や句読点も本のとおりに書く
②かぎかっこで囲む引用部分を「」で区別する
③必要な部分だけ使う感想に必要な言葉を短く選ぶ
④場面を説明する誰がいつ発した言葉なのかを伝える
⑤指定を確認する学校やコンクールの指示を優先する

本文を一字一句変えずに書く

本の文章やセリフを引用するときは、書かれている言葉を一字一句変えずに写します。

漢字をひらがなに直したり、自分が分かりやすい言葉に置き換えたりしてはいけません。
句読点も含めて、引用する部分を本のとおりに書くのが基本です。

青少年読書感想文全国コンクールの公式Q&Aでも、引用する場合は一字一句本文と違わないように書くと案内されています。

ジューイ
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文章をそのまま引用するのが難しい場合は、言葉を変えるのではなく、引用する範囲を短くしましょう。

引用部分をかぎかっこで囲む

本から引用した文章やセリフは、「」(かぎかっこ)で囲みます。

たとえば、主人公の言葉を取り上げる場合は、次のように自分の文章へ組み込みます。

主人公が「もう一度やってみよう」と言った場面が心に残りました。

ジューイ
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かぎかっこがあることで、どこまでが本の言葉で、どこからが書いた人の感想なのかが分かりやすくなります。
※例文のセリフは説明のために作成したものです。

必要な部分だけを短く引用する

読書感想文の中心になるのは、本の文章ではなく、読んだ人が感じたことや考えたことです。

心に残った場面をすべて書き写すのではなく、自分の感想を伝えるために必要な言葉だけを選びましょう。
引用する回数や文字数に一律の決まりはありませんが、引用の方が自分の感想より多くならないように注意が必要です。

ジューイ
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短くすることだけを考えなくても大丈夫です。
自分の感想に本当に必要な言葉を選べば、引用は自然と絞られます。

引用したい文章が長い場合は、その中でも特に心に残った一文やセリフを探してみましょう。

どの場面の言葉なのかを説明する

セリフだけを突然引用しても、その本を読んでいない人には状況が伝わりません。

引用する前に、誰がどのような場面で発した言葉なのかを簡単に説明します。

何度失敗しても練習を続けていた主人公が、試合の前日に「もう一度やってみよう」と自分に言い聞かせます。

ジューイ
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詳しいあらすじを書く必要はありません。
引用した言葉の意味が分かる程度に、場面を短く伝えることがポイントです。

学校やコンクールの指定を優先する

読書感想文の基本的な引用ルールは同じですが、学校の課題やコンクールによって、原稿用紙の使い方や文字数などが指定されている場合があります。

先生から書き方の説明を受けている場合は、その指示を優先してください。
コンクールへ応募する場合も、事前に最新の応募要項を確認しましょう。

青少年読書感想文全国コンクールでは、不適切な引用がある作品は審査対象外になる場合があると応募要項に記載されています。

引用は文字数を増やすためではなく、自分の感想を具体的に伝えるために使うものです。

ジューイ
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基本ルールを守ったうえで、引用した言葉から何を感じたのかを自分の言葉で続けましょう。

原稿用紙での引用とセリフの書き方

読書感想文では、本に書かれたセリフを引用する場合と、自分が家族や友人と交わした会話を書く場合があります。

どちらも「」(かぎかっこ)を使いますが、原稿用紙での書き方は同じではありません。

まずは違いを確認しておきましょう。

書く内容役割改行
本に書かれたセリフ作品からの引用短い引用なら改行せず文中に入れる
家族や友人との会話自分の体験を伝える会話文会話ごとに改行して書く
ジューイ
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同じかぎかっこを使っていても、本の言葉を借りるのが引用、自分の体験の中で交わした言葉を書くのが会話文です。

この違いが分かれば、改行するかどうかで迷いにくくなります。

本のセリフを文中に引用するときは改行しない

本に書かれた短いセリフを自分の文章に組み込む場合は、途中で改行せず、そのまま文を続けます。

たとえば、次のような書き方です。

主人公が「ぼくは、もう逃げない。」と言った場面が心に残りました。

「ぼくは、もう逃げない。」という部分が本からの引用で、その前後が自分の文章です。

ジューイ
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セリフだけを別の行にすると、作品中の会話を再現しているように見えることがあります。

短い言葉であれば、誰のセリフなのかを説明しながら文中に入れた方が、引用と自分の感想の関係が伝わりやすくなります。

家族や友人との会話を書くときは改行する

本を読んで思い出した家族や友人との会話を書く場合は、会話文として新しい行から書き始めます。

私が途中であきらめようとしたとき、母が声をかけてくれました。
「ここまで続けたのだから、もう一度だけやってみたら。」
その言葉を聞いて、私は練習を続けることにしました。

原稿用紙では、会話の始まりを表す「を行頭の1マス目に書くのが一般的。
通常の段落のように、最初の1マスを空ける必要はありません。

会話が終わったあとの文章も改行します。

ただし、次の文章が同じ段落の続きであれば一字下げず、話題が変わって新しい段落になる場合は一字下げます。

読書感想文で本のセリフを引用する場合と家族や友人との会話を書く場合の改行の違い
ジューイ
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原稿用紙におけるかぎかっこや句読点の詳しい配置は、関連記事「読書感想文のカギは『カッコ』にあり!原稿用紙で迷わない書き方ルールと実例」でも解説しています。

引用の中にセリフがあるときは二重かぎかっこを使う

文章全体を「」で引用し、その中に登場人物のセリフが含まれている場合は、内側のセリフを『』(二重かぎかっこ)で囲みます。

本には「主人公は『まだ終わっていない。』と言い、再び走り出した」と書かれています。

外側の「」が本から引用した文章全体を示し、内側の『』が登場人物のセリフを示しています。

ジューイ
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かぎかっこを同じ形で重ねると、どこからどこまでがセリフなのか分かりにくくなります。
二重かぎかっこを使い、文章の重なりを区別しましょう。

セリフから読書感想文を書き出す方法

読書感想文は、心に残ったセリフから書き始めることもできます。

「ぼくは、もう逃げない。」
この言葉を読んだとき、私は去年の運動会を思い出しました。

最初にセリフを見せることで、「なぜこの言葉が心に残ったのだろう」と読み手の興味を引きやすくなります。

ただし、セリフだけを書いて説明を後回しにすると、その本を読んでいない人には意味が伝わりません。

セリフのあとには、誰がどのような場面で言ったのか、なぜ自分の心に残ったのかを続けましょう。

会話文の形でセリフを一行独立させる場合は、行頭の1マス目から「を書き始めるのが一般的です。

ジューイ
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学校から原稿用紙の使い方を指定されている場合は、その書き方を優先してください。
※この見出しで使用しているセリフや場面は、書き方を説明するために作成したものです。

引用から自分の感想を広げる書き方

引用のルールを守っていても、本のセリフを書いただけでは読書感想文になりません。

引用した言葉をきっかけに、自分が何を感じ、どのようなことを考えたのかまで書く必要があります。

そこで本記事では、引用を自分の感想へつなげる方法を、次の3ステップに整理しました。

ステップ書くこと
場面誰がどのような状況で発した言葉なのか
引用心に残った言葉やセリフ
感じたことその言葉を読んで何を思ったのか
ジューイ
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引用する言葉を決めたら、『私はなぜ、この言葉を選んだのだろう?』と考えてみてください。そこから先が、自分にしか書けない感想になります

「場面→引用→感じたこと」の順番で書く

最初に場面を説明し、次に心に残った言葉を引用します。
最後に、その言葉から感じたことを自分の言葉で続けましょう。

たとえば、次のように3つに分けて考えます。

  • 場面:友達とけんかをした主人公が、自分から謝ろうとする
  • 引用:「先に謝ったからといって、負けたことにはならない。」
  • 感じたこと:謝ることを負けだと思っていた自分の考えに気づいた

この3つをつなげると、次のような文章になります。

友達とけんかをした主人公が、自分から謝ろうとする場面があります。そのときの「先に謝ったからといって、負けたことにはならない。」という言葉が心に残りました。私は今まで、自分から謝ったら負けたような気持ちになると思っていました。しかし、この言葉を読んで、間違いを認めることと勝ち負けは関係ないのかもしれないと考えました。

先に場面を示しているため、その本を読んでいない人にもセリフの意味が伝わります。

また、引用のあとに考えたことを続けることで、何に心を動かされたのかも分かります。

※例文の場面とセリフは、書き方を説明するために作成したものです。

心に残った理由を具体的にする

「この言葉が心に残りました」「感動しました」だけでは、どのように心が動いたのかまでは伝わりません。

感想をもう一歩深めるために、次のような問いを自分に投げかけてみましょう。

  • なぜ、ほかの言葉ではなくこの言葉が気になったのか
  • 読む前と読んだあとで考えが変わったことはあるか
  • 登場人物の考えに賛成したのか、それとも疑問を持ったのか
  • 自分だったら同じ行動ができると思うか

感動した理由だけでなく、「納得できなかった」「自分とは違うと思った」という気持ちも立派な感想です。

ジューイ
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よい感想は、必ずしも本をほめる言葉とは限りません。
引っかかったことや反対したくなったことにも、その人らしい考えが表れます。

心に残った理由を考えるときは、きれいな答えを探すより、自分が実際に抱いた気持ちを掘り下げることが大切です。

自分の経験や考えと結びつける

引用した言葉と自分の経験を結びつけると、ほかの人には書けない読書感想文になります。

まったく同じ経験を探す必要はありません。次のような方向から考えてみましょう。

  • 登場人物と似た経験をしたことがある
  • 自分は登場人物と反対の行動をしたことがある
  • 家族や友人の姿を思い出した
  • 自分だったらどうするかを考えた
  • これから試してみたいことが見つかった

似た経験が見つからない場合は、「自分だったらどうするか」や「これからどうしたいか」に置き換えてもかまいません。

書き始める前に、次の形でメモを作ると、引用から感想を広げやすくなります。

【引用を感想に変える3ステップメモ】
場面:____________
引用:「__________」
最初に感じたこと:______
そう感じた理由:_______
思い出した経験や考え:____

ジューイ
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最初から長い文章を書こうとせず、場面、引用、感じたことを一つずつ埋めてみましょう。
最後にそれぞれをつなげれば、自分の考えが伝わる文章になります。

引用を取り入れた読書感想文の例文

ここまで確認してきた「場面→引用→感じたこと」の順番を使い、実際の文章にまとめてみましょう。

引用するセリフが同じでも、その言葉から思い出す経験や考えることは人によって異なります。

例文をそのまま使うのではなく、自分なら何を感じるかを考えるための参考にしてください。

※以下に登場する書名、登場人物、場面、セリフは、引用の書き方を説明するために作成した架空のものです。実在する作品から引用したものではありません。

小学生向けの短い例文

『坂道の青い自転車』を読んで

私が読んだ『坂道の青い自転車』で心に残ったのは、ソウタが補助輪を外して練習する場面です。

何度転んでも自転車に乗ろうとするソウタに、お兄さんが「こわくても、ひとこぎはできるよ。」と言います。

私はこの言葉を読んで、なわとびの二重とびを練習したときのことを思い出しました。
失敗するのがいやで、練習をやめたくなったことがあります。でも、一回ずつなら続けられました。

ソウタのように、こわいからといって何もしないのではなく、自分にできる小さなことから始めたいと思いました。

ジューイ
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この例文では、セリフを引用する前に、誰がどのような場面で言ったのかを説明。
そのあとに自分の経験を続けることで、言葉が心に残った理由も伝えています。

中学生向けの例文

『窓ぎわの空席』を読んで

『窓ぎわの空席』では、学校を休み続けているクラスメートについて、さまざまなうわさが広がります。
主人公のユウは、何が本当なのか分からないまま、本人に連絡することをためらっていました。

そんなユウに、担任の先生が「分からないことと、分かろうとしないことは違う。」と話します。
私はこの言葉を読んで、自分も相手のことを知らないまま、分かったつもりになっていなかったかと考えました。

以前、あまり話したことのないクラスメートを、何となく話しかけにくい人だと思っていたことがあります。
しかし、同じ係になって話してみると、緊張して自分から話しかけるのが苦手なだけだと分かりました。

相手の気持ちを完全に理解することは難しいと思います。それでも、分からないことを理由に距離を置くのではなく、知ろうとすることはできます。
このセリフから私は、理解することより前に、理解しようとする姿勢が必要なのだと感じました。

ジューイ
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中学生向けの例文では、引用した言葉に賛成するだけでなく、自分の過去の見方を振り返っています。
さらに、言葉から考えたことを最後にまとめることで、感想に深さを加えています。

よくない例文と書き直した例文

まずは、引用しただけで終わっている例を見てみましょう。

よくない例文

主人公の「やさしさは、気づかれないところにもある。」という言葉が心に残りました。とても感動しました。私もやさしい人になりたいです。

引用したセリフと感想は書かれていますが、どの場面の言葉なのか、なぜ感動したのかが分かりません。
「やさしい人になりたい」という結論も、本人の経験と結びついていないため、誰にでも書ける内容になっています。

次に、場面と理由、自分の経験を加えて書き直します。

書き直した例文

主人公が、雨にぬれた友達の机を誰にも言わずに拭いていた場面で、「やさしさは、気づかれないところにもある。」という言葉が出てきます。

私は今まで、やさしい人とは、困っている人に声をかけられる人のことだと思っていました。
しかし、この場面を読んで、相手に気づかれなくてもできることがあると知りました。

前に、教室に落ちていたプリントを拾ったものの、そのまま先生の机に置いただけだったことがあります。
そのときは何とも思いませんでしたが、それも誰かが困らないようにする行動だったのかもしれません。

これからは目立つ行動だけでなく、自分にできる小さなことにも気づきたいです。

書き直した例文では、次の3つを加えています。

  • セリフが使われた場面
  • 心に残った具体的な理由
  • 引用から思い出した自分の経験
ジューイ
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文章をよくするために、難しい言葉を増やす必要はありません。
『どんな場面だったか』『なぜ気になったか』『自分に何があったか』を加えるだけで、その人にしか書けない感想になります。

引用は、自分の感想を立派に見せるために使うものではありません。

本の言葉に触れた自分の心の動きを、読み手に伝えるために使いましょう。

読書感想文の引用についてよくある質問

読書感想文で引用を使うときに迷いやすい点を、質問形式でまとめました。

引用する文字数や回数には、すべての読書感想文に共通する決まりがあるわけではありません。

学校やコンクールから指定がある場合は、そのルールを優先してください。

引用は何文字まで使える?

引用だけを対象にした一律の文字数制限はありません。

大切なのは文字数ではなく、自分の感想を伝えるために必要な範囲だけを引用することです。
数行にわたる文章をそのまま写すより、特に心に残った一文や短いセリフを選びましょう。

引用が長くなるほど、自分の気持ちや考えを書くための文字数が少なくなります。

迷ったときは、引用を読まなくても場面の意味が伝わる部分を削り、どうしても必要な言葉だけを残します。

引用は何か所まで使える?

引用する回数にも、一律の決まりはありません。

ただし、心に残った言葉を次々に並べると、自分の感想より引用の方が目立ってしまいます。
まずは最も書きたいことにつながる一か所を選び、そこから感想を十分に広げるのがおすすめです。

複数の引用を使う場合は、それぞれの言葉について、心に残った理由や考えたことを書けるかを確認しましょう。理由を説明できない引用は、無理に入れる必要はありません。

ジューイ
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「引用の数を増やすより、一つの言葉について深く考えた方が、自分らしい読書感想文になります」

引用した文章も文字数に含まれる?

はい。読書感想文の本文に書いた引用は、通常、文字数に含まれます。

引用した言葉だけでなく、原稿用紙に書いた「」(かぎかっこ)や句読点もマスを使います。
青少年読書感想文全国コンクールの応募要項では、句読点をそれぞれ一字として数え、改行によって生じた空白も字数に含めると案内されています。

引用を使って文字数を増やそうとすると、その分だけ自分の感想を書く場所が減ってしまいます。

全体の文字数を確認しながら、引用と自分の文章のバランスを整えましょう。

引用元のページ番号は必要?

一般的な学校の読書感想文では、引用するたびにページ番号を書く必要はありません。

青少年読書感想文全国コンクールの応募要項にも、本文中の引用へページ番号を付けるという共通の指定はありません。
ただし、学校の課題や別のコンクールでは、引用したページを書くよう求められる場合があります。

ジューイ
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先生から書き方を指定されている場合は、その指示に従ってください。
また、引用した箇所をあとから確認できるよう、下書きの段階では本のページ番号をメモしておくと安心です。

本文の漢字や句読点を変えてもいい?

いいえ。引用するときは、漢字や句読点も含めて本に書かれているとおりに写します。

自分が普段使わない漢字でも、ひらがなに直さず、そのまま書くのが基本。
青少年読書感想文全国コンクールの公式Q&Aでも、引用する場合は一字一句本文と違わないように書くと案内されています。

文章を分かりやすく言い換えたい場合は、かぎかっこを使わず、自分の言葉で場面を説明します。

ジューイ
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『』で囲んだ部分は本の言葉です。言葉を変えた時点で引用ではなくなる、と覚えておきましょう。

引用する範囲を短くしたい場合も、引用した部分の言葉自体は変えず、そのまま使ってください。

まとめ|引用は必要な部分だけ使い自分の感想につなげよう

読書感想文では、本の文章やセリフを引用できます。
ただし、引用する部分は一字一句変えず、「」(かぎかっこ)で囲んで書くのが基本です。

引用する文字数や回数を増やすことより、心に残った一文を選び、その言葉から何を感じたのかを丁寧に書きましょう。

引用を取り入れるときは、次の流れを意識してみてください。

  • どのような場面の言葉なのかを説明する
  • 必要な言葉だけを正確に引用する
  • 心に残った理由を書く
  • 自分の経験や考えへつなげる
ジューイ
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本から借りるのは言葉だけです。その言葉をどう受け止めたのかは、自分にしか書けません。

長い文章を引用しなくても、自分の心が動いた言葉が一つあれば、そこから十分に感想を広げられます。

学校やコンクールのルールも確認しながら、本の言葉と自分の言葉がどちらも伝わる読書感想文に仕上げていきましょう。

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