読書感想文の終わりの書き方|締め方と最後の一文例文

「読書感想文の終わり方」のサムネイル画像 書き方のヒント

読書感想文の本文までは書けたのに、最後をどう締めればよいのか分からず、手が止まってしまうことがあります。

終わりの段落で大切なのは、立派な言葉を使うことではありません。
本文で伝えてきた感想を短く振り返り、最後の一文で現在の考えや今後の行動を示せば、自然に締めくくれます。

この記事では、読書感想文の終わりに使える6つの締め方を、最後の一文と段落の例文に分けて紹介します。

本文から最後の段落を作る手順や、書き終えたあとに確認したいポイントも、AIアシスタントのジューイが分かりやすく整理しました。

ここで紹介する例文は、そのまま提出するためのものではありません。自分が読んだ本の内容や、実際に感じたことへ置き換えて使ってください。

ジューイ
ジューイ

読書感想文の最後に、新しい感想を無理に加える必要はありません。本文で書いたことの中から、最も伝えたい気持ちを一つ選んで締めましょう。

書き出しの段階で手が止まっている場合は、読書感想文の最初の一行例文も参考にしてください。

読書感想文の終わりに使える6つの締め方と例文

読書感想文の終わり方には、いくつかの使いやすい型があります。

すべてを使う必要はありません。本文で何を書いたのかを振り返り、自分の内容に合う締め方を一つ選びましょう。

締め方最後の一文例向いている場合
気づいたことをまとめるこの本を読み、相手の立場から考えることの大切さに気づきました。本から得た気づきがある
読む前後の変化を比べる読む前とは違い、今は失敗も成長に必要な経験だと考えています。本を読んで考えが変わった
自分の体験と結びつけるこの本は、あのときの自分の行動を考え直すきっかけになりました。本と重なる経験がある
今後の行動を書くこれからは、相手の話を最後まで聞くことから始めたいです。実際にやってみたいことがある
残った疑問を書く私はこれからも、本当のやさしさとは何かを考えていきたいです。すぐに答えが出ない問いがある
言葉と感想を結びつけるこの言葉を忘れず、自分にできることを続けていきたいです。心に残った言葉がある

早見表の例文だけでも締められますが、最後の段落では、なぜそのように感じたのかを一文か二文加えると、本文とのつながりが伝わりやすくなります。

本から気づいたことをまとめて締める

本を読んで新しく気づいたことや、大切だと感じたことをまとめる方法です。

友情、家族、努力、命、差別、環境など、作品のテーマについて本文で考えた場合に使いやすい締め方です。

【最後の一文例】
この本を読み、相手の立場から考えることの大切さに気づきました。

【最後の段落例】
主人公は、相手の話を聞かないまま、自分の考えだけで友達を責めてしまいました。
私も、相手の事情を知らずに決めつけてしまうことがあります。
この本を読み、自分の考えだけを正しいと思わず、相手の立場から考えることの大切さに気づきました。

「〇〇の大切さを学びました」という形は使いやすい反面、言葉だけでは具体的な感想が伝わりません。

何を読んでそのように感じたのか、自分にも似たところがなかったかを加えると、本文につながる締め方になります。

必ず「学びました」と書く必要はありません。
「初めて気づきました」「今までとは違う見方ができました」と表現してもよいでしょう。

読む前後の考え方の変化を比べて締める

本を読む前と読んだあとの考え方を比べる方法です。

「最初は〇〇と思っていたが、今は△△と考えている」という形にすると、本によって自分の考えがどう変わったのかを伝えられます。

【最後の一文例】
読む前とは違い、今は失敗も成長に必要な経験だと考えています。

【最後の段落例】
私はこれまで、失敗はできるだけ避けた方がよいと思っていました。
しかし、何度失敗しても方法を変えながら挑戦した主人公の姿を見て、失敗したからこそ分かることもあると気づきました。
読む前とは違い、今は失敗も成長に必要な経験だと考えています。

変化は、大きなものでなくてもかまいません。

「嫌いだった登場人物を少し理解できた」「難しいと思っていた問題を身近に感じた」など、小さな変化も読書感想文の材料になります。

ジューイ
ジューイ

実際には考えが変わらなかった場合、無理に変化を作る必要はありません。
「読んでも考えは変わらなかったが、その理由が分かった」とまとめることもできます。

本の内容と自分の体験を結びつけて締める

登場人物の行動や本の出来事から、自分の経験を思い出した場合に使える締め方です。

似た経験を振り返り、本を読んだことで、そのときの自分をどう見直したのかを書きます。

【最後の一文例】
この本は、あのときの自分の行動を別の角度から考え直すきっかけになりました。

【最後の段落例】
主人公が友達に謝れず、何度も話しかける機会を逃した場面を読んで、私も友達とけんかしたときのことを思い出しました。
私は相手から謝ってくるのを待っていましたが、本当は自分から話しかけることもできたはずです。
この本は、あのときの自分の行動を別の角度から考え直すきっかけになりました。

本とまったく同じ経験である必要はありません。

出来事が違っていても、「謝れなかった」「失敗が怖かった」「相手を信じられなかった」など、登場人物と似た気持ちを経験していれば結びつけられます。

ジューイ
ジューイ

自分の体験だけで終わると本との関係が見えにくくなるため、最後に「本を読んでその体験をどう考え直したのか」を伝えましょう。

これから取りたい具体的な行動を書いて締める

本を読んで生まれた気づきを、これからの行動へつなげる方法です。

家族、友達、勉強、部活動など、自分の生活の中で実際にできそうなことを考えてみましょう。

【最後の一文例】
これからは、相手の話を最後まで聞くことから始めたいです。

【最後の段落例】
主人公が相手の話を最後まで聞いたことで、二人の誤解は解けました。
私は自分の意見を伝えることばかり考え、相手の話を途中でさえぎってしまうことがあります。
すぐに自分を変えるのは難しくても、これからは相手の話を最後まで聞くことから始めたいです。

今後の行動を書くときは、大きな目標にする必要はありません。

「困っている人を全員助けたい」「二度と失敗しないようにしたい」といった実現が難しい目標よりも、明日からできる小さな行動の方が、自分の感想と自然につながります。

ジューイ
ジューイ

特にやってみたいことが思いつかない場合は、無理に決意を書かず、「これからも考えていきたい」と締めても問題ありません。

読後に残った疑問や考えを書いて締める

本を読み終えても答えが出なかった疑問や、これからも考えたいことを最後に示す方法です。

読書感想文は、必ず一つの答えを出して終わらなければならない文章ではありません。

【最後の一文例】
私はこれからも、本当のやさしさとは何かを考えていきたいです。

【最後の段落例】
主人公は友達を守るために、本当のことを伝えませんでした。
相手を傷つけないためのうそも、やさしさと呼べるのかもしれません。
しかし、真実を知らないままでいることが相手のためになるのか、私にはまだ分かりません。
私はこれからも、本当のやさしさとは何かを考えていきたいです。

疑問で締める場合も、突然大きな問いを出すのではなく、本文で取り上げた場面やテーマにつなげます。

「命とは何か」「幸せとは何か」といった広い疑問よりも、「主人公のうそは本当に相手のためだったのか」など、作品の具体的な内容から生まれた問いの方が考えを伝えやすくなります。

ジューイ
ジューイ

答えが出なかった理由まで書けば、考えることを途中で投げ出した印象にはなりません。

心に残った言葉と自分の感想を結びつけて締める

本の中に心に残った言葉やセリフがある場合は、その言葉と自分の感想を結びつけて締められます。

引用した言葉だけで終わらず、その言葉を自分がどのように受け止めたのかを続けることが大切です。

【最後の一文の型】
「【心に残った言葉】」という言葉を忘れず、これからは【自分が取りたい行動】を大切にしたいです。

【最後の段落例】
主人公が語った「【心に残った言葉】」という言葉は、自信がなくて行動できなかった私の背中を押してくれました。
最初からうまくできなくても、挑戦した経験は残ります。
この言葉を忘れず、迷ったときには自分にできる小さな一歩を選びたいです。

実際の本の言葉を引用するときは、記憶を頼りに書かず、本を見ながら漢字や句読点を含めて正確に写します。

ジューイ
ジューイ

引用部分と自分の言葉を区別するため、かぎかっこも使用してください。
引用の詳しいルールは、読書感想文の引用の書き方で解説しています。

本文から最後の段落を作る3ステップ

最後の段落が思いつかないときは、本文に書いてある内容から作ります。

新しい感想を考えるのではなく、本文で繰り返している考えを選び、本の内容と自分の考えを短くつなぎましょう。

本文で繰り返している感想を一つ選ぶ

最初に、自分が書いた本文を読み返します。

次のような言葉や内容を探してみてください。

  • 何度も取り上げている場面
  • 繰り返し書いている気持ち
  • 自分の体験と結びつけた部分
  • 主人公の行動について考えた部分
  • 読む前後で考えが変わった部分

複数の感想を最後に詰め込むと、何を伝えたいのかが分かりにくくなります。
本文の中で最も多く書いたことや、最後まで心に残っていることを一つ選びましょう。

たとえば、本文で「主人公が失敗を正直に話した場面」と「自分も失敗を隠した経験」を書いているなら、最後に残す感想は「正直に伝えることの難しさや大切さ」と考えられます。

自分が本文で何を書いたか分からなくなった場合は、各段落を一言ずつメモにすると、中心になっている感想を見つけやすくなります。

「本の内容・自分の考え」の順に二文でつなぐ

最後に残す感想が決まったら、本の内容と自分の考えを一文ずつ書きます。

基本の形は次のとおりです。

主人公が【本の中で取った行動】をした場面から、【感じたこと】を考えました。
私は【現在の自分の考え】と思います。

たとえば、次のように書けます。

主人公が失敗を隠さずに仲間へ話した場面から、正直に伝えることの難しさを考えました。
私は、正直さとは失敗しないことではなく、失敗したあとにどう向き合うかだと思います。

最初の文で本の内容を振り返り、次の文で自分の考えを伝えています。

ジューイ
ジューイ

詳しいあらすじを書き直す必要はありません。
自分の感想に必要な場面だけを短く示し、最後は自分の考えを中心にまとめましょう。

最後の一文が本文の内容と合っているか確認する

最後の段落を書いたら、最後の一文と本文の内容を見比べます。

次の3点を確認してください。

  • 最後の一文につながる場面や体験を本文で書いているか
  • 本文と最後で反対の意見になっていないか
  • 最後だけに新しいテーマを加えていないか

本文で「友達を信じること」について書いているのに、最後だけ「環境問題について考えたい」と書くと、内容がつながりません。

また、本文では主人公の行動に納得できないと書いているのに、最後に「主人公を見習いたい」と締めると、考えが変わった理由が必要になります。

最後の一文だけを印象的にしようとせず、本文で積み重ねた感想に合う言葉を選びましょう。

ジューイ
ジューイ

最後の一文は、読書感想文に新しい飾りを付ける場所ではありません。
本文で伝えてきたことを、読み手と一緒に確かめるための一文です。

読書感想文の終わり方で確認したい3つのポイント

最後の段落が書けたら、あらすじだけで終わっていないか、感想が具体的に伝わるかを確認します。

うまく見せるために難しい言葉を加えるより、本文とのつながりを整えることが大切です。

あらすじの説明だけで終わっていないか確認する

読書感想文の最後に、物語の結末だけを書いて終わると、書いた人の感想が伝わりません。

【感想が伝わりにくい例】
主人公は友達と仲直りし、二人は一緒に家へ帰りました。

この文章では、物語がどのように終わったのかは分かりますが、その結末を読んで何を感じたのかが分かりません。

【改善例】
主人公が自分から謝ったことで、二人は仲直りできました。
私は、相手が動くのを待つだけではなく、自分から話しかけることも大切だと感じました。

物語の結末を紹介するときは、そのあとに自分の考えを続けましょう。

「あらすじを削る」のではなく、「あらすじを自分の感想につなげる」と考えると直しやすくなります。

「おもしろかった」などの感想に理由を加える

「おもしろかった」「感動した」「読んでよかった」という感想で終わっても、間違いではありません。

ただし、その言葉だけでは、どの部分に心が動いたのかが伝わりにくくなります。

【感想が伝わりにくい例】
最後までおもしろく、読んでよかったと思いました。

【改善例】
最後に主人公が自分の弱さを認めたことで、強い人にも迷いや不安があるのだと分かりました。
登場人物の見え方が変わり、この本を読んでよかったと思います。

「なぜ?」と自分に問いかけ、場面や理由を一つ加えてみてください。

難しい表現へ置き換えなくても、「どこが」「なぜ」を書くだけで、自分の感想が伝わる締め方になります。

本文に書いていない決意や意見を最後だけに加えない

最後を前向きに締めようとして、本文と関係のない決意を加えることがあります。

【内容がつながらない例】
この本を読んで、これからは世界中の困っている人を助けたいと思います。

本文で世界の問題や人助けについて書いていなければ、この決意が突然加わったように見えます。

【改善例】
主人公が一人で悩みを抱えていた姿を見て、身近な人の小さな変化に気づくことも大切だと思いました。
まずは、元気がない友達に声をかけることから始めたいです。

大きな目標を書く必要はありません。

本文で考えたことに結びつく、身近で具体的な行動を選びましょう。

実際に行動することまで考えていない場合は、「これからも考えていきたい」と現在の気持ちを伝えるだけでも十分です。

読書感想文の最後を書くときによくある質問

最後の段落は何文字・何行くらい書けばいい?

読書感想文の最後の段落に、一律の文字数や行数はありません。

短い読書感想文なら二~三文、長い読書感想文なら三~五文ほどを一つの目安にし、次の内容が伝わる長さにまとめます。

  • 本文で最も伝えたかった感想
  • その感想が生まれた理由
  • 現在の考えや今後について

最後の段落だけを長くするより、本文とのバランスを考えることが大切です。

学校や提出先から全体の文字数や原稿用紙の枚数を指定されている場合は、その範囲に収まるように調整してください。

最後の段落は改行して一マス空ける?

最後の段落を始めるときは改行し、通常の段落と同じように最初の一マスを空けるのが一般的です。

ただし、家族や友達との会話文から新しい行を始める場合は、行頭の一マス目にかぎかっこの始まりを書きます。

学校から専用の用紙や書き方の説明を渡されている場合は、その指示を優先してください。

ジューイ
ジューイ

題名や名前、段落、句読点などの配置は、読書感想文の原稿用紙の使い方で詳しく解説しています。

原稿用紙の最後のマスまで埋める必要はある?

原稿用紙の最後のマスまで、無理に文章を埋める必要はありません。

大切なのは、指定された文字数や枚数の範囲を守り、自分の感想を最後まで伝えることです。

空いているマスを埋めるために、同じ感想を繰り返したり、関係のないあらすじを加えたりすると、内容が分かりにくくなります。

「原稿用紙三枚以内」「千二百字程度」などの指定がある場合は、その条件を確認します。

最低文字数が決められている場合は、最後の段落を引き延ばすのではなく、本文の場面や自分の体験を具体的にして文字数を調整しましょう。

最後の段落が長くなったときはどう短くする?

最後の段落が長くなった場合は、次の内容を削れるか確認します。

  • 本文ですでに説明した詳しいあらすじ
  • 同じ意味を繰り返している感想
  • 感想と直接関係のない登場人物の説明
  • 「とても」「本当に」など、なくても意味が通じる言葉
  • 本文に書いていない新しいテーマ

最後の段落は、「本の内容」「自分の考え」「最後の一文」の三つに絞ると短くできます。

たとえば、主人公の行動を何文も説明している場合は、一文にまとめ、そのぶん自分の考えを残しましょう。

ジューイ
ジューイ

削ったあとに声に出して読み、本文から自然につながっているかを確認すると、必要な文章まで削いでしまうのを防げます。

まとめ|本文で伝えた感想につながる言葉で締めよう

読書感想文の終わり方に迷ったときは、本文で最も伝えたかった感想を一つ選びます。

そのうえで、次の6つから自分の内容に合う締め方を選んでください。

  • 本から気づいたことをまとめる
  • 読む前後の変化を比べる
  • 本と自分の体験を結びつける
  • これから取りたい行動を書く
  • 読後に残った疑問を書く
  • 心に残った言葉と感想を結びつける

最後の一文を特別な言葉にする必要はありません。

本文で書いていない感想を新しく加えるのではなく、これまで伝えてきた自分の考えを短くまとめましょう。

ジューイ
ジューイ

本文と最後の一文がつながっていれば、自分の気持ちが最後まで伝わる読書感想文になります。

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