2026年の小学校中学年の課題図書には、小学3・4年生を対象とした4冊が選ばれています。
「文章量が多い本でも最後まで読める?」
「物語とノンフィクションのどちらが書きやすい?」
「子どもに合う一冊をどうやって選べばいい?」
小学校中学年になると、読める本の種類や扱われるテーマが広がります。
その一方で、文章量や内容の違いが大きくなり、表紙やページ数だけでは選びにくくなることもあります。
2026年の4冊は、努力の意味を考えるスポーツ物語、目の見えない少年の冒険を描いた翻訳児童文学、小学生の米作りを追ったノンフィクション、宇宙トイレの歴史を紹介する科学絵本です。
物語の登場人物に共感したいのか、実際の挑戦から学びたいのか、身近な疑問を科学へ広げたいのかによって、読み終えたあとの感想も変わります。
そこで本記事では、AIアシスタントのジューイが、4冊の文章量・挿絵や写真・主なテーマ・向いている子を比較。
それぞれの読みどころや感想文につながる質問、一冊に絞れないときの決め方も紹介します。

ページ数だけで決めるのではなく、読みながら「この先が気になる」「もっと知りたい」と思える本を探してみましょう。
4冊の違いを比べながら、子どもの興味が広がる一冊を一緒に見つけていきます。
なお、低学年・高学年・中学生・高校生を含む全18冊については、課題図書2026の全作品一覧の記事で紹介しています。
【早見表】小学校中学年の課題図書2026を比較
2026年の小学校中学年の課題図書には、2冊の物語と、米作りを扱ったノンフィクション、宇宙トイレを紹介する科学絵本が選ばれています。
同じ小学3・4年生向けでも、文章量や挿絵・写真の役割、扱われているテーマはさまざまです。
まずは4冊の違いを一覧表で比べてみましょう。
なお、表の「文章量」は4冊の中で比較した目安です。
ページ数だけでなく、1ページあたりの文字数や、挿絵・写真との割合も含めて「少なめ・ふつう・多め」で示しています。
| 書名 | 本の種類 | 文章量 | 挿絵・写真の特徴 | 主なテーマ | 向いている子 |
|---|---|---|---|---|---|
| 『まだまだここから』 | 児童文学・スポーツ物語 | 多め・191ページ | 水泳の場面や登場人物の気持ちを補う挿絵 | 努力・失敗・嫉妬・友情・成長 | 長めの物語を読める子、スポーツや努力した経験について考えたい子 |
| 『それからぼくはひとりで歩く』 | 翻訳児童文学 | ふつう~多め・108ページ | ハイメの一日や物語の温かさを伝える挿絵 | 視覚障害・挑戦・自立・支え合い・異文化 | 冒険や成長の物語が好きな子、自分とは違う立場から世界を考えたい子 |
| 『おいしいお米をつくりたい!:ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』 | ノンフィクション | ふつう・104ページ | 米作りの様子が分かる大きな写真とコラム | 米作り・食・農業・挑戦・協力・自然 | 食べ物や自然に興味がある子、実際に挑戦した人の記録を読みたい子 |
| 『宇宙でウンチ:みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』 | 翻訳科学絵本 | 少なめ・32ページ | 宇宙飛行士の表情やトイレの問題をユーモラスに描いた絵 | 宇宙開発・トイレ・科学・工夫・改良 | 宇宙や科学が好きな子、絵を楽しみながら知識を得たい子 |
4冊の中で文章量が最も多いのは、『まだまだここから』です。
191ページありますが、水泳を軸に物語が進み、主人公と同年代の子どもたちの気持ちが描かれています。
長めの児童文学を読むことに慣れていれば、物語へ入り込みやすいでしょう。
『それからぼくはひとりで歩く』と『おいしいお米をつくりたい!』は、ページ数がほぼ同じです。
ただし、前者は文章を中心に読む物語、後者は写真やコラムを交えたノンフィクションのため、読み進める感覚は異なります。
『宇宙でウンチ』は32ページの科学絵本ですが、文章量が少ないから簡単というわけではありません。
宇宙トイレの問題から、科学者の工夫や宇宙開発の歴史へ考えを広げることができます。

文章量と本の難しさは同じではありません。
物語を追うのが好きなのか、写真や絵から知識を得るのが好きなのかも、本を選ぶ大切な手がかりになります。
作品の内容や挿絵・写真の特徴は、青少年読書感想文全国コンクール公式サイトの紹介と選定理由を参考にしています。
『まだまだここから』は努力と失敗の意味を考えられる
『まだまだここから』の主人公は、小学4年生の蓮。
運動にはあまり自信がありませんが、水泳だけは少し得意だと思っています。
蓮はスイミングスクールの特訓生を目指して、これまで以上に練習を重ねます。
しかし、選ばれたのは蓮ではなく、弟の凛でした。
努力した自分が選ばれず、弟が結果を出したとき、蓮は素直に喜ぶことができません。
夏休みに出会った友達や家族、コーチとの関わりを通して、蓮は「がんばったことは無駄だったのか」と考えていきます。
結果が出なくても前に進む蓮の成長が読みどころ
『まだまだここから』は、2026年の小学校中学年の課題図書4冊の中で最もページ数が多い物語です。
水泳の練習や友達との交流だけでなく、弟に対する嫉妬や、努力が結果につながらなかった悔しさも丁寧に描かれています。
「努力すれば必ず成功する」と簡単にまとめていないところが、本書の大きな読みどころ。
どれだけ頑張っても望んだ結果が得られないことや、自分より後から始めた人に追い越されることはあります。
蓮が感じているのは、単なる悔しさだけではありません。
弟を応援したい気持ちと、喜びきれない気持ちの間で揺れています。
どちらか一方を正しいと決めず、蓮の複雑な心情を追ってみましょう。
新しい友達や周囲の大人と出会ったことで、蓮が努力の意味をどのように捉え直すのかも注目したいポイントです。

結果が出なかったあとに何を見つけるかという視点から、自分の経験へ感想を広げられます。
努力や嫉妬との向き合い方を考える3つの質問
読書感想文を書く前に、蓮の気持ちと自分の経験を比べながら、次の質問について考えてみましょう。
- 蓮は、なぜ弟が選ばれたことを素直に喜べなかったのでしょうか?
水泳を頑張ってきた蓮の気持ちや、弟との関係から理由を考えてみます。自分が蓮だったらどのような気持ちになるかも話してみましょう。 - 頑張ったのに、思いどおりの結果にならなかった経験はありますか?
勉強やスポーツだけでなく、係活動、習い事、友達との出来事でも構いません。その経験から残ったものがなかったかを振り返ります。 - 題名の「まだまだここから」には、どのような意味があると思いますか?
誰が誰に伝えている言葉なのか、自分ならどのようなときに使いたいかまで考えてみましょう。
感想文では「努力は大切だと思った」だけで終わらせず、蓮の迷いに共感したところや、自分とは違うと感じたところを書くと、その子ならではの内容になります。
『それからぼくはひとりで歩く』は挑戦と自立を考えられる
『それからぼくはひとりで歩く』の主人公は、メキシコで暮らす11歳のハイメ。
ハイメは目が見えませんが、音や周囲の空気、さまざまな道具を使いながら学校生活を送っています。
ある放課後、ハイメは思いがけない流れから、普段は一人で乗らないバスを利用して帰ることになります。
いつもとは違う道を一人で進むことになったハイメ。
少しの見栄や失敗も重なり、その帰り道は、ハイメにとって「ささやかで大きな冒険」になっていきます。
音や感触から伝わるハイメの冒険が読みどころ
物語は、朝に聞こえるシャワーや洗濯機の音など、ハイメが感じ取っているものを通して進みます。
目に見える景色を説明するだけではなく、音や匂い、空気、人の声などから一日の様子が伝わってくるのが本書の特徴。
ハイメがどのように場所や人の様子を捉えているのかを想像しながら読んでみましょう。
ハイメは、助けられるだけの存在として描かれているわけではありません。
友達を作り、気になる相手の前で見栄を張り、ときには失敗を隠したくなる、一人の少年として描かれています。
家族や周囲の人々も、何でも代わりに行うのではなく、必要なところでハイメを支えています。
自分で挑戦することと、人の助けを借りることの両方が、自立につながっている点も読みどころです。
舞台となるメキシコの暮らしや食事、日本とは異なる日常に触れられるのも本書の魅力。

ハイメの一日を通して、自分とは違う立場や文化から世界を見ることができます。
一歩を踏み出す勇気や支え合いを考える3つの質問
ハイメの冒険から、自分で挑戦することや周囲の支えについて考えてみましょう。
- ハイメが一人で帰ろうと決めたとき、どのような気持ちだったと思いますか?
不安、楽しみ、見栄、勇気など、ハイメの中に複数の気持ちがなかったかを考えてみます。 - 初めて一人で挑戦したことはありますか?
一人で買い物をしたこと、初めての場所へ行ったこと、新しい係を任されたことなどを振り返り、挑戦する前とあとの気持ちを比べてみましょう。 - 相手の挑戦を助けるには、どのような支え方がよいと思いますか?
すべてを代わりに行うことと、必要なときだけ手を貸すことの違いを、物語の登場人物から考えます。
障害について知ったことだけをまとめるのではなく、ハイメの考え方や行動に共感したところ、自分と似ていると感じたところを入れると、感想文を深められます。
『おいしいお米をつくりたい!』は米作りの苦労と喜びを学べる
『おいしいお米をつくりたい!:ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』は、小学生の米作りを追ったノンフィクション。
「ゆうちゃん」こと新宅佑輔くんは、農家の中井さんが作ったお米のおいしさに感動し、小学2年生で弟子入りします。
ゆうちゃんが挑戦するのは、休耕田を使った米作り。
苗を育て、田植えをし、雑草や害虫、台風と向き合いながら、完全無農薬・天日干しのお米を目指します。
小学2年生から続く3年間の米作りが読みどころ
本書では、ゆうちゃんが3年間にわたって米作りへ挑戦した様子が、大きな写真やコラムとともに紹介されています。
米作りは、苗を植えたら収穫を待つだけではありません。
肥料の準備や草取り、虫への対策など、多くの作業が必要です。天候によって予定どおりに進まないこともあります。
ゆうちゃんは、自分で考えながら新しい方法へ挑戦しますが、一人だけですべてを行えるわけではありません。
農家の中井さんや家族、友達、地域の人々の力も借りながら、目標へ進んでいきます。
子どもの強い興味や行動が、周囲の大人たちの気持ちまで動かしていく点も本書の読みどころ。
挑戦を応援する人が増え、米作りが地域のつながりへ広がっていきます。

普段何気なく食べている一杯のご飯が、どれほど多くの作業や人の支えによって作られているのか。
ゆうちゃんの挑戦を通して、食べ物の見方を変えられる一冊です。
食べ物を作る苦労や助け合いを考える3つの質問
特に驚いた作業や出来事を一つ選び、自分の生活とつなげてみましょう。
- 米作りの中で、最も大変そうだと思った作業はどれですか?
その作業の何が大変なのか、自分が挑戦するとしたら続けられそうかを考えてみます。 - 植物や食べ物を育てたり、何かを長く作り続けたりした経験はありますか?
学校の栽培活動や家庭菜園、料理、工作などでも構いません。うまくいかなかったことや、助けてもらったことも振り返りましょう。 - 本を読む前とあとで、お米に対する見方は変わりましたか?
ご飯を食べるときに思い出しそうなことや、農家の人へ伝えたいことを考えてみます。
ノンフィクションの感想文では、米作りの手順をすべて説明する必要はありません。
最も驚いたことを中心に、なぜ驚いたのか、自分ならどうするかを書けば、自分の感想が伝わります。
『宇宙でウンチ』は宇宙開発の工夫を楽しく学べる
『宇宙でウンチ:みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』は、宇宙飛行士の排せつを支える宇宙トイレの歴史を紹介する科学絵本。
宇宙では重力がほとんどないため、地上と同じトイレを使うことはできません。
しかし、人が宇宙で生活する以上、排せつは避けられない問題です。
科学者たちは、宇宙飛行士が安全で快適に過ごせるようにさまざまな方法を考え、宇宙トイレを改良してきました。
宇宙トイレの失敗と改良の歴史が読みどころ
『宇宙でウンチ』は、思わず笑ってしまう題名とユーモラスな絵が特徴。
しかし、扱っている内容は、人類が真剣に取り組んできた科学と宇宙開発の歴史です。
宇宙でトイレットペーパーを使ったらどうなるのか、排せつ物が浮かないようにするにはどうすればよいのか。
地上では考えなくてもよいことが、宇宙では大きな問題になります。
本書では、宇宙船や宇宙トイレに起きた問題と、その解決へ向けた工夫が紹介されています。
一度で正解へたどり着くのではなく、失敗や新しい発見を重ねながら改良していく過程にも注目しましょう。
巻末の資料まで読むことで、宇宙開発の歴史やトイレの仕組みへの理解を深められます。

身近な「ウンチ」という題材から、科学とは疑問を解決するための積み重ねであることを学べる一冊です。
身近な疑問と科学の工夫を考える3つの質問
本を読んで驚いたことから、新しい疑問や自分なりのアイデアへ広げてみましょう。
- 宇宙トイレについて、最も驚いたことは何ですか?
知らなかった事実を書くだけでなく、なぜ驚いたのか、読む前はどのように想像していたのかも考えます。 - 自分が宇宙トイレを作るなら、どのような工夫を加えますか?
使いやすさ、安全性、におい、掃除の方法など、宇宙飛行士の立場から考えてみましょう。 - トイレ以外に、宇宙では難しくなりそうな日常の行動はありますか?
食事、入浴、睡眠、着替えなどから一つ選び、どのような問題が起こりそうか、どう解決できるかを考えます。
科学絵本の感想文では、知ったことのまとめだけで終わらせず、そこから生まれた疑問やアイデアを書くことが大切です。
「もっと調べたい」と思ったことも、立派な感想になります。
4冊から一冊に絞れないときの決め方
4冊を比較しても、すぐに一冊へ決められないことがあります。
その場合は、最初から正解を選ぼうとせず、本の種類から候補を絞っていきましょう。
ここでは、4冊から一冊を選ぶまでの具体的な手順を紹介します。
本の種類から気になる2冊に絞る
まずは、4冊の中から気になる本を2冊選びます。
この段階では、最後まで読めるか、感想文を書きやすいかまで考える必要はありません。
文章を中心に物語を読みたいのか、写真や絵を見ながら実際の出来事や科学を知りたいのかを考えてみましょう。
- 登場人物の気持ちや成長を追いたい
- 実際に挑戦した人の記録を読みたい
- 写真やコラムから知識を得たい
- 身近な疑問を科学で考えたい
早見表の「本の種類」や「主なテーマ」も確認し、もう少し読んでみたいと思う2冊に絞ります。
目次と冒頭を試し読みして読み進めやすさを比べる
候補を2冊に絞ったら、目次と冒頭をそれぞれ読んでみます。
書店や図書館で本を開くほか、青少年読書感想文全国コンクール公式サイトの試し読みも利用できます。
物語は最初の一章、ノンフィクションや科学絵本は気になる見開きまで読んでみましょう。
10分程度ずつ読むだけでも、文章や写真との相性が見えてきます。
試し読みのあとは、次のような反応があったかを比べてみてください。
- 続きに何が起こるのか気になった
- 登場人物の気持ちについて話した
- 写真や絵を何度も見返した
- 初めて知ったことに驚いた
- 本に書かれていない疑問が浮かんだ
内容をどこまで覚えているか確認する必要はありません。
読んだ直後に自然と出てきた言葉が、その本への興味を判断する手がかりになります。
最後は子どもがもっと知りたい一冊を選ぶ
2冊を試し読みしたら、最後は子ども本人に一冊を選んでもらいましょう。
保護者から見ると、ページ数の少ない本や、自分の経験と結びつけやすい本をすすめたくなるかもしれません。
しかし、読書感想文を書くのは子ども本人です。
迷っている場合は、「続きが気になるのはどっち?」「読み終わったあと、誰かに話してみたいのはどっち?」「もっと調べたいことが見つかりそうなのはどっち?」と尋ねてみましょう。
「簡単に読めそう」ではなく、「もっと知りたい」と思える本を選ぶことが、中学年の本選びのポイントです。

選んだ理由も短くメモしておきましょう。
読書前に想像していたことと、読み終えたあとの印象を比べれば、感想文の書き出しや読後の変化にもつなげられます。
小学校中学年の読書感想文を親子で準備するコツ
本を読み終えたら、すぐに原稿用紙へ書き始めるのではなく、心に残った場面や新しく知ったことを整理します。
小学3・4年生になると、自分の気持ちを書くだけでなく、「なぜそう思ったのか」「本を読んで考えがどう変わったのか」まで言葉にすることが大切です。
1,200字では心に残った場面と自分の経験をつなげる
小学校中学年の読書感想文は、本文1,200字以内。
本のあらすじや知ったことをすべて入れようとすると、自分の感想を書く部分が少なくなってしまいます。
まずは、感想文の中心にする場面や事実を一つ選び、次の順番で簡単なメモを作りましょう。
- どの場面や事実が心に残ったのか
- 読んだときにどのような気持ちになったのか
- なぜその部分が気になったのか
- 自分にも似た経験があるか
- 本を読んで考えが変わったことはあるか
- これから試したいことや調べたいことはあるか
複数の場面を取り上げる場合も、「努力」「挑戦」「食べ物」「科学の工夫」など、一つのテーマでつなげると内容がまとまります。
書く材料がそろったら、どのような順番で文章にするかを考えます。

詳しい組み立て方は、読書感想文の書き方と構成を小学生の保護者向けに解説で紹介しています。
保護者は文章を直す前に考えを深める質問をする
子どもが話した感想を聞くと、保護者は「もう少し分かりやすく言った方がいい」「このように書けばまとまる」と直したくなるかもしれません。
しかし、文章を整える前に必要なのは、子どもがなぜそう感じたのかを掘り下げることです。
次のような質問を、一つずつ投げかけてみましょう。
- 「どの言葉や行動を見てそう思ったの?」
- 「主人公の気持ちは最初と最後でどう変わった?」
- 「自分と似ているところと違うところは?」
- 「その考えに賛成?それとも違うと思う?」
- 「本を読む前にも同じように考えていた?」
- 「もう少し調べるなら、何を知りたい?」
「なぜ?」だけを繰り返すと、子どもが答えに詰まることがあります。
本の場面や自分の経験を思い出せるように、具体的な聞き方を意識しましょう。
保護者がメモを取ることはできますが、大人らしい言葉へ置き換えず、子どもが話した表現をできるだけ残します。
文章の順番や誤字を確認するのは、書きたい内容が決まってからで十分です。
中学年では、保護者が答えを教えるよりも「もう少し聞かせて」と興味を示すことが大切です。
話しているうちに、子ども自身が考えを整理できることがあります。
下書きが完成してから、段落や句読点などの決まりを確認します。

清書するときの詳しいルールは、読書感想文の書き方|原稿用紙の使い方と親子でできる書き方のコツをご覧ください。
小学校中学年の課題図書2026についてよくある質問
2026年の小学校中学年の課題図書について、選び方や感想文の書き方で迷いやすい点をまとめました。
小学3年生と4年生で選べる課題図書は違う?
小学3年生と4年生で選べる課題図書は同じです。
青少年読書感想文全国コンクールでは、3・4年生をまとめて「小学校中学年の部」としています。
同じ部門内で学年による指定はないため、どちらの学年でも次の4冊から選べます。
小学3年生が文章量の多い本を選んだり、小学4年生が科学絵本を選んだりしても問題ありません。
ただし、学校から本や取り組み方について別の指示が出ている場合は、学校の説明に従いましょう。
4冊すべて読まなければいけない?
4冊すべてを読む必要はありません。
4冊は、読書感想文を書く本の候補として指定されています。
この中から一冊を選んで読み、その本について感想文を書けば課題読書として応募できます。
一冊に決められないときは、気になった2冊の目次や冒頭を読んでから選んでも構いません。
比較のために複数の本を試し読みすることはできますが、選ばなかった本まで最後まで読む必要はありません。
ノンフィクションや科学絵本でも感想文を書ける?
ノンフィクションや科学絵本でも読書感想文を書けます。
読書感想文は、物語の登場人物について書くものだけではありません。
実際の出来事や科学的な説明を読んで、驚いたこと、疑問に思ったこと、自分の考えが変わったことも感想になります。
書くときは、次の流れで考えてみましょう。
- 最も驚いた事実を一つ選ぶ
- なぜ驚いたのかを考える
- 自分の経験や知っていたことと比べる
- さらに知りたいことや、自分の考えを書く
本の内容をすべて要約するのではなく、一つの発見から考えを広げることがポイントです。
まとめ|4冊を比べて子どもの興味が広がる一冊を選ぼう
2026年の小学校中学年の課題図書は、次の4冊です。
- 努力が結果につながらないときの気持ちを描いた『まだまだここから』
- 目の見えない少年の挑戦と自立を描いた『それからぼくはひとりで歩く』
- 小学生の3年間にわたる米作りを追った『おいしいお米をつくりたい!』
- 宇宙トイレの歴史と科学者の工夫を紹介する『宇宙でウンチ』
長めの物語から、写真を交えたノンフィクション、短い科学絵本まで、本の種類と文章量は大きく異なります。
一冊に決められない場合は、本の種類やテーマから気になる2冊に絞り、目次や冒頭を試し読みしてみましょう。
続きを知りたくなったか、新しい疑問が生まれたかが、本を選ぶ手がかりになります。
読書感想文では、ページ数の少なさや大人が考える書きやすさよりも、子どもが「もっと知りたい」「自分の考えを話したい」と思えることが大切です。

興味を持って読み進めた本なら、心に残った場面や新しく生まれた疑問も見つけやすくなります。
4冊を比べながら、読書の世界が一歩広がる一冊を選んでください。


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